腋を抑える女性の画像

「剪除法」で腋臭を治療する前に知っておくべきこと5点!

ミラドライ

こんにちは、渋木です。

まだまだ寒い日が続きますね。麻疹もインフルエンザも怖いし、早いところ春めいた日和になってほしいものです。

さて、今日は「腋臭」に悩む方に向けた記事になります。

腋臭による臭いはかなり刺激が強いですし、本人だけならまだしも、周囲にも臭いが漂っていて周りの人たちにも臭いが届いているのではないか、クサいと思われているのではないか、とかなり不安になりますよね。。。

こうなると精神的にも余裕がなくなりますし、周囲とコミュニケーションを取ることが怖くなったり、外出の際に常に緊張したりして、余計に汗をかき、症状が悪化してしまいます。個人的には口臭や足の臭いなどと並んで、日常生活に支障をきたす、恐ろしい症状のひとつだと思います。

かくいう私も思春期の頃から腋臭に悩まされてきまして、約一年前に意を決して「剪除法(皮弁法)」という外科手術を受けました。これは、腋にメスを入れて数センチ切開し、腋の皮膚を裏返して、腋臭の原因となる汗を分泌する汗腺を取り除く、というものです(細かい描写が苦手な方はごめんなさい。。)

ちなみに、汗腺にはエクリン腺アポクリン腺の2種類があって、腋臭の原因となる汗を分泌するのは後者のアポクリン腺になります。剪除法は、このアポクリン腺を物理的に切除する手術なんですが、手術効果が高く期待される他、保険適用が効くので費用を比較的安く抑えられるメリットがあります。

しかし、何と言っても外科手術。手術そのものは日帰りで済みますが、手術前と同じような生活に戻れるようになるまで、術後3週間から1か月ほどかかってしまいます!結構大変なんですよ。。。

そんな剪除法の施術を検討している方に、手術前に是非覚えておいてほしいポイントをいくつかご紹介したいと思います!

Yシャツの画像

これは手術前でお医者さんから説明があることですが、剪除法による施術を受けてしばらくの間は、両腋をガーゼと包帯で固定することになるので、両腕をほとんど動かすことが出来なくなります(少なくとも、腕をひじよりも高い位置に上げることは出来ません。無理に上げようとすると普通に傷口が開いて血が滲んで痛いのでマジで気を付けてください。。私は何回かやらかして固定化に時間がかかりました。。。)

術後数日間はシャワーを浴びることもNGです。両腕が不自由になるストレスもさることながら、麻酔が切れてくると段々と痛みを感じるようになるので、結構辛いです。ちゃんと痛み止めや抗生物質が貰えるので、きちんと薬を飲みつつ安静に過ごしましょう。

また、両腕が上げられなくなるので、着替えをするにしても普通のTシャツなんかは絶対に着られません。前開きタイプのYシャツなどを2週間分ほど用意して毎日着替えるのが良いと思います。シャワーも浴びれない分、せめて着替えで清潔さを保ちましょう。あと脇からの血が服に滲んでしまうこともあるので、あまり高い服は着ない方が無難です。血で汚れたYシャツを洗濯する余裕は無いと思ってください。。

家族と同居している方は、着替えなどの面で介助を受けることを強くお勧めします。ちなみに一人暮らしで前開きシャツも数を準備していなかった私は、1週間ほどバスタオルを羽織って寝起きする羽目になりました\(^o^)/

線香花火と夏の空と帽子をかぶった人影の画像

私が手術を受けたのが去年の5月頃だったので、暑い日もかなり続いていました。お陰で結構な汗をかくし、包帯で皮膚が蒸れて痒くなり色々と大変でした。手術箇所が安定してくるとシャワーを浴びても良いとお達しを受けることになりますが、それでも毎日入る体力は、少なくとも私はありませんでした。

こうなると、汗をたくさんかく夏場や皮脂が多量に分泌されやすい冬場を避けて手術を受け、なるべくシャワーが浴びれなくても平気でいられる時期を選んだ方がいいかもしれません。

眠る女性の画像

繰り返しますが、術後は強制的に両腕が不自由になります。しかもシャワーもまともに浴びられない期間が出来るわけなので、「手術そのものは日帰りなんだし、仕事は休まなくても大丈夫でしょ!」なんて考えはアメリカ製のゲロ甘のお菓子よりも甘い考えと言わざるを得ません。

そもそも通勤自体が難しいです。電車もつり革を掴むことは出来ませんし、車もハンドルを握るのが精一杯でしょう。私は金曜日を手術当日とし、翌週の平日全てに有給を当て、翌週の日曜日までの合計9日間を休みにして臨みましたが、大正解だったと過去の自分を褒めてあげたいです。

皆さんも、悪いことは言いませんから、最低でも1週間は休むつもりで計画を立てましょうね。

説明をする医者の画像

さて、術後はそれほど大きな問題もなく抜糸を済ませまして、今では両腕を振り回しても何の支障もないくらいに回復しました。しかし、今でも脇には切開した手術痕が残っています。

どれくらいの痕なのか、私の手術痕を直接お見せすることは出来ませんが、例えて言うなら、擦りむいた膝の傷のかさぶたが取れて、段々と厚みを増して茶色くなったあの感じです(伝われ。。)

そこまで目立ってはいないし、これからもどんどん薄くなっていくとは思うんですが、それも今後数年かけての話だと思います。特に腋の脱毛も考えている方は、毛が無い分、手術痕の色素沈着が目立ってしまうと思うので、ノースリーブなど肩や腋を露出する服を着る時は注意が必要かもしれません。そもそも、手術痕が残るのが嫌な人には剪除法はお勧めできませんね。

野に咲く紫色の花の画像

もしかすると一番重要なポイントかもしれません。色々なクリニックでも注意書きされているので断言しておきますが、剪除法で臭いが完全に消えることはないと思った方がいいです!(ただし、かなり軽減されます!)

剪除法はアポクリン腺を直接取り除く外科手術ですが、腋のアポクリン腺を100%取り除くには、腋の皮膚を丸ごと切除する必要があるそうです。しかしこれだと、腋の皮膚が足りなくなって、一生腕を上げられなくなってしまうんだそうです。怖い!100%切除が事実上不可能であることが分かりますね。剪除法で取り除けるアポクリン腺は、平均で全体の7割程度と言われています。これだけ切除すればかなり臭いは抑えられます。

私の所感としては、シャワーを浴びてから20時間前後を過ぎると、どうしても少し臭ってきてしまいます。それでも手術前と比べるとかなり弱まっていると思いますし、ストレスが少なくあまり汗もかかなかった日などは、デオドラント無しでも一日過ごすことも出来ます。以前のように日に何回もトイレでデオドラント剤を使ったり、脇の下を除菌ティッシュで拭く手間から解放されただけでも手術を受けた甲斐があったと思っています。

いかがでしたでしょうか。ポイントを抑えた内容にしてみましたが、どれも渋木の実体験に基づくアドバイスとなっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。いずれにせよ、腋臭が解消されることによって、あなたの生活が少しでも改善されることを祈っていますよ!

2019年6月4日追記:
腋臭対策の新作記事書いたのでよかったらどうぞ!↓